Vol.29 2013/12/4(wed)  at 東高円寺 二万電圧


出演:SPEARMEN、SithterGrim、殺しのデザート

今回のPT29』は、SithterGrim、殺しのデザート、SPEARMENの計4バンドが出演する。ホラー仕立てのストーナーのSithterは、演奏重視なのかパフォーマンス重視なのかは分からないが、そのHeavyな演奏はカッチョ良いです。Grim80年代からワールドワイドに活動している小長谷淳氏を中心としたユニット。今回はどんな編成でプレイするの定かではないが、ポテンシャルの高いアヴァン・ノイズを聞かせてくれる事と思う。殺しのデザートは、Drive To The Forest In A Japanese Carの後期メンバーが結成した新バンド。基本はポスト・パンクなのだが彼らのヘタウマさはそれ以上の独特な高揚感で聴衆を楽しませてくれるはず。そしてうちはいつも通り、爆音で全てを破壊しに行きます!と言う事で、奇天烈なバンド揃いの2013年ラストのPT29、宜しくお願い致します!
   
Vol.28 2013/9/13(fri)  at 東高円寺 二万電圧


出演:SPEARMEN、魔術の庭KeNneDy、Golden

今回の『PT28』、出演バンドは近年知り合った人達なのだが、偶然にも横のつながりがあったり、過去に対バンしたバンドと関係のある人だったり、何となく縁を感じてる。そんなバンドを紹介します。KeNneDy:メンバーのNP氏はトランスレコードの元ザトペック・サッカー。くーたさんは沢山のライブのオーガナイザー。そんな方々をメンバーに擁する本人達曰くフリー・ジャズ。なのだが 80年代アバンギャルドな雰囲気もあり面白い。Golden:バッドシーズやジョンスペを連想させるクールで壊れたロッケンロー。G&VoDrのデュオながらパワフルな演奏を聞かせます。魔術の庭:オーバーハング・パーティーを母体とし進化させたサイケデリックでガレージーなバンド。先頃キャプテントリップからロス・ドロンコスとのカップリングCDを発表、熱いロックを聞かせてくれる事と思う。そしてSPEARMEN:前回以上のハイな演奏をかまします!
   
Vol.27 2013/5/23(thu)  at 新大久保 EARTHDOM


出演:SPEARMEN、BACTERIADetrytus、Vladivostok Powder Genocide〔Dr.Hirano from Money Is God、exマリア観音〕

今回の『PT27』は賑やかに、そしてヘビーに行きたいと思います!出演は計4バンド。80年代から活動する轟音系オルタナのBACTERIA。アルバム発売を控え勢いに乗った演奏を聞かせてくれる事と思います。続いてFUGAZIの影響大なDetrytusこちらも少し前にCrypt CityとのスプリットEPを出したばかり。静と動のコントラストが面白いPost HCバンドです。Vladivostok Powder Genocideドラマーに元マリア観音Hiranoを配するデュオ。ストレンジHCで弾けます!で、うち、SPEARMENも気合いを入れて行きたいと思います。今回はオルタナ寄りだが、変拍子、爆音、US風、色々あってかなり楽しめると思います。
   
Vol.26 2013/3/28(thu)  at 東高円寺 二万電圧


出演:SPEARMEN、犬彦〔Jon(犬)+Hiko(from GAUZE)〕Real Birthday〔Guest:JahJah(from The Skullaberrysex.Lip Cream)〕、宙光花

PRIMAL TONE』を再開します。2007年が最後だから約6年ぶり。今年はSPEARMEN30周年という事もあり気合い入ってます!(笑)そんな今回の出演はSM、犬彦、Real Birthday、宙光花の四バンド。犬彦は、オルガンを弾きながら歌うJon(犬)とGAUZEのドラマーHiko氏のアンバランスなコントラストがシュール。Real Birthdayは昔と変わりなく毒を撒き散らし続けているのが素晴らしい。今回はJhaJhaさん(from The Skullaberrysex Lip Cream)ゲストというのも楽しみの一つ。宙光花はヘビー・トランスでオルタナティブなビートが面白いバンド。ノリノリになって行くのか混沌として行くのか?そしてうち。いつも以上の破壊力を持って爆走したいと思います。あと今回のBGMKFSMが担当します。何故BGM?それは自分達でライブをコントロールはしたいが、DJをやるほど余裕が無いからです(笑)今回はこんな感じ。楽しみましょう!
♯25.2007/10/14(sun)  at 渋谷La.Mama



出演:荒涼天使〔メ:ジーン(Vo: ex.Mr.Kite)、ラピス(G: Sandadaex.Friction)Aji(G: ex.○△□)、デンデン(B: ex.Marble Sheep)、荒木康弘(Dr: ex.P-Model)〕、SPEARMEN、眠草、Brig

 荒涼天使、この名を聞いてピンとくる人はまだ少ないと思う。が、メンバーを聞けばどんな音を出すのだろう?と興味をそそられるのではないだろうか。このバンドは東京ロッカーズの重要バンド“Mr.Kite”のジーンをVoに配し結成されたバンドで、バックは元フリクション、アレルギー、他を渡り歩いた強力な面子が務めている。堕天使達のロックが全てを飲み込み、荒んだ心を癒してくれる時を感じてください。今回CD-Rの配布があるとの事、お楽しみに。
 Brigと眠草はPTに何度か出演してもらっているのでご存知の方も多いと思う。この2つのバンドは出してる音や音楽は違えど、ミニマル、そしてサイケデリックに新しい音を発信しようとしている姿勢は常に刺激的だ。
 私達SPEARMENも負けないよう、退屈な日常を破壊する演奏をしたいと思う。アート・ロック、今回はそんな言葉の似合う一夜なのかもしれない。
♯24.2007/7/22(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、Megvinz(with Baki/ex Gastunk)、Skyfisher、スカルボ

 ラママ25周年イベントでのPT23におけるLIZARD-Ωの復活はなかなか有意義であったが、今回もまた自信の面子でお贈りする。
 まずメグビンズ。水沢が気に入り出演を依頼。サブ・ポップのバンドような小気味よくもヘビーなサウンドが度肝を抜く事だろう。このバンドを見ると何故か映画パルプ・フィクションを思い出してしまう。そんなキッチュな所が面白い。L7やホールあたりを彷彿とさせるバンドで演奏・曲共にしっかりしているバンドはあまり見た事はないがそのあたりも一聴の価値有り!これまでの女性4人の編成も充分存在感があったが、今回はギターで元ガスタンクのバキが参加している。これも見物だ!
 スカイフィッシャーは人力ながらテクノ・ポップの流れをくんでいるバンドで、そのはじけ方はユニークの一言に尽きる。Gにドライブ・トゥ・ザ・フォレスト・イン・ア・ジャパニーズ・カーの豪腕Drが参加。面白さに拍車をかけてます。
 続いてスカルボ。渋いが上手い!NYパンクやラフ・トレードのバンドのような演奏は存在感充分だ。こだわりの日本語が切なくもある。この日はヘビーなスカルボが見れるのか?
 そしてSPEARMEN。今回もまたソリッドで切れ味のあるヘビーな演奏を聞かせてくれる事だろう。今回のキーワードは“ガレージ”か?ま、楽しんで!
♯23.2007/5/27(sun) at 渋谷La.Mama



出演:Momoyo、Bacteria、SPEARMEN、
 Special Live/Momoyo & The Lizard-typeΩ

 今回のPTはモモヨ、バクテリア、スピアメン、そしてスペシャル・ライブとしてMomoyo & The Lizard-typeΩの4バンドの出演だ。
 モモヨ氏は言わずもがな、東京ロッカーズの中心バンドLizardのリーダー。最近80年代初期のLizard Live DVDを発表しそのプロモーションも兼ねてアコースティックな感じのライブを展開していたが、今回もその延長になるのだろう。スローなアコースティックタッチで聞くリザード、こんな解釈もあったんだ!と言った感じで楽しませていただける事でしょう。
 バクテリアは今年1月に共演したが、以前見た時より格段にレベル・アップしていた。私は彼らのCDが好きなのだが、そのPopな側面がライブではあまり聞くことが出来ず常々残念に思っていたのだが、最近の彼らはエッジを失わずに静と動のコントラストが上手くブレンドされていて非常に面白い。注目!
 SPEARMENは省略して、モモヨ&ザ・リザード−タイプΩ。これはスピアメンがモモヨ氏のバックを勤めるLizardの一形態で(他には、オートモッドがバックのカオス、ATPがバックのαがある)、以前は偶然にしてΩが産み落とされた訳だが、今回はLizard Live80's DVDの原始的なパワーに触発されたメンバーが熱望し実現したライブだ。当日、何が起こるか分からない。最近のインストア・ライブで得たモモヨさんにより新たな側面が見られるのか?プレイする私達ですら興味は尽きないところ。楽しみにしていてください!

♯22.2007/2/25(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、Drive To The Forest In A Japanese Car、バネセンパイ(メ:Mexi)、God'sOrder(メ:Money Is God)

 前回のPrimal Toneから随分間が開いてしまった。理由は企画をやる上でのインスピレーションが湧かなかったから。色んなバンドを見てもこのバンドとあのバンドが一緒にやったら何か新しい物が生まれるかもしれない、という感触が得られなかったからだ。個々のバンドの音では面白いのかもしれないが、一つの流れとしてイメージ出来なかったわけだ。だが、そういった意味で今回のPTは面白い物が作れるのでは!と久々に感触を得ている。
 まず、God's Order。マネー・イズ・ゴッドというバンドを母体としたヘビーロック・バンドだ。その発展形であり新バンドでもある今回、Popさが増すのかヘビーさが増すのか、Gの出すノイズとバンドの思考はどの方向へ進もうとしているのか?とても楽しみにしている。次にバネセンパイ。ミニマルで空間的なGとアシッド感漂うGが絡みつき異空間へと飛ばしてくれる事でしょう。ドライブは一言で言えばポスト・パンクだが、最近ではドラムレスな演奏を試みたりで、とどまる事無くヘタウマな魅力で突っ走ってくれると思う。そしてSPEARMENの4バンドが今回の出演バンドだ。楽しみにしてください。  

♯21.2005/5/15(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、Drive To The Forest In A Japanese Car、眠草、Casvarhythm

 近頃の空気は80年代と似ている気がする。湾岸戦争、汚職、原発や地震の被害、未来は明るいのか暗いのか?洗脳され麻痺した感覚が、ますます私達の不安をあおっている。テクノロジーの進化と頭脳の退化。コンピュータに動かされている私達に、ビジョンはいつもすり替えられてただただ落ちて行くばかり。エネルギーは昭和。純粋にロックがロックとして成立していたあの頃が懐かしい。しかし、エネルギーは溜まりっ放しではけ口を捜している。ポスト・パンク、サイケデリック、そして混沌と純粋の花が咲く一夜。是非!
♯20.2005/3/13(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、Lunch、Elevation、鉱石ラジオ

 パンクが生まれてからそろそろ30年、そのパンクの進化系として生まれたのがポストパンクで、ギャング・オブ・フォーやワイヤー、キリングジョークあたりをそう呼ぶ。しかし、昔のポストパンクと現在のそれでは大きな隔たりがある。それは、現在のバンドは個ではなく集団である事だと思う。個のアイデアから新しい音を作り発展して行った古きポストパンクに対し、コピーから始まった新しいポストパンクとは大きな差があるのである。しかし、その子孫であるオルタナティブにも私達は影響を受け、新しい音がそこから生まれる事もあるのだから新しいポスト・パンク世代にも肯定すべき点はある。今回は世代の違ったポストパンクにも影響を受けているであろうバンドを集めた。リアル・タイムの世代と後追いの世代、なんて言っても格好良いのが一番!色んな事を考えながら楽しんでもらいたい。
♯19.2005/1/22(sat) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、Bossston Cruising Mania、Up-Tight、Passtone

 2005年の最初に鳴る音(プライマル・トーン)は・・・ 。クール、サイケデリック、混沌、妄想、しがらみ、私達の周りでは世界の緊迫とは裏腹のくだらなくて退屈な日常が延々続いている。ただ新しくて刺激的な世界へ突き抜けたい。今回はそんな4バンドの共演。人力ループによる混沌グルーブ・マシーン=ボストン・クルージング・マニア。今時珍しいジャパニーズ・サイケデリア=アップ・タイト。今回の企画では、多分一服の清涼剤となるであろうノイを彷彿とさせる=パストーン、そしてテンションと言うワイヤーの上を駆け抜ける=スピアメン。新しい年、新しい世界へ突き抜けろ!
♯18.2004/7/11(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、恒松正敏Group、Seven Z

 暑い!しかし、PTでもっともっと暑くなろう!少し前に見たセブンZは、手首の硬いドラマー“島”が特に熱かった。己のバンドのクールさをセブンZで発散しているかのような熱さだった。フロント2人がクールに渋く決めてると言うのにそのドラマーはどんどん暴走して行く。「・・・そんな曲じゃないだろう。」と思いつつも体が揺さぶられてしまう。素晴らしい。勿論、フロントの2人も含めての事。ブルージーだったり、ドアーズぽかったり、色んな方向から責めて来るが、今回はどんな感じで来るのか楽しみだ。恒松正敏グループは、今回からGは一人だとの事だ。と言うことは恒松っちゃんは燃えているのだろう!4人も結構好きだったが、フリクション、E.D.P.S.と3人に思い入れが強い。きっとシャープに熱く昭和を決めてくれる事だろう。と、言うことは私達SPEARMENもいつも以上に熱くならなければいけないという事か。Ok、Ok!熱く行きましょう!熱い皆さん、集合です!!!
♯17.2004/5/30(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、Skyfisher、Melt、鉱石ラジオ

 「スピード感」、今回はこのキーワードがピッタリの面子だ。まずはテクノポップの落とし子“スカイフィッシャー”。その昔、ポリシックスなどと共に「東京NWオブNW」というCDに収録されていたが、そんな感じで80年代好きにはたまらないバンドだろう。メルトはシューゲイザーを基本としたバンドだ。好き嫌いが分かれるかもしれないが、個人的には日本語で歌うポップソングに可能性を感じている。今後、ノイズとのうまい融合が得られればもっと凄いバンドになるだろう。鉱石ラジオは以前見た時は、オルタナティブなイーターといった感じの演奏だったが、今回どのように進化しているか見ものである。以上の3バンド+スピアメン。スピードを上げて行くよ!
♯16.2004/3/28(sun) at 渋谷La.Mama



出演:SPEARMEN、割礼、Groundcover、Cocoon Pit

 SPEARMEN、割礼、グラウンドカバー、コクーンピット。昨今のオルタナやポスト・ロックなんてブームは軽く超えているバンド達。頭の中でループしっ放しの共鳴音群が、光速で暗闇を引き裂いて行く。そんな光景から生まれた音の粒子を手にとって見せる事が出来たら、日本のロックも少しは変わる事が出来るのかもしれない。クールに、ヘビーに突き抜けます。自画自賛だが、とても面白い面子が揃ったと思う。是非、最初から見てもらいたい一日。
♯15.2004/1/25(sun) at 渋谷La.Mama




出演:SPEARMEN、Brig、The Special View、Eco Eco Cycles

 新年一発目のプライマル・トーン!この異種格闘技戦をどう見るか?という事で、バンドを紹介をしよう。まず、ブリッグ。一体何人ギターがいるの?日によって編成は違うらしいが、大所帯で反復するメロはミニマル以外の何物でもない。何処が始まりでいつ終わるのか?彼らの演奏がラママの音響でどの様な色を見せるのかが楽しみである。スペシャル・ビューはその名の通り、オンリーワンズを彷彿させるサイケギターバンドだ。ポップなのかベトッとしてるのか?でもそれがこのバンドの面白い所だろう。エコエコは基本的に50'sなロックンロールをやるバンドでヘビーなスピアメンとは正反対のバンドだが、そんな組み合わせもまた面白いのではないか。とにかく彼らには最低か最高の半端じゃないライブを期待している。最後にSPEARMEN。ギターが変わったという事で、ますます音がラウドに磨きがかかるのか?という事で、今年もプライマルトーン宜しく!
♯14.2003/11/9(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、Bossston Cruising Mania、Lunch、にせんねんもんだい

 11月にして今年最後のライブ、プライマルトーン。今回も自信の面子です。まずはボストン・クルージング・マニア。彼らは、私達が昨年LIZARD-Ωで出演した際に共演したバンドで、ループする人力のリズムからゆっくりと加速しながらテンションが上がって行き気が付けば乗せられていた。個人的には54-71に近い雰囲気を持ったオルタナバンドだと思う。ランチは、ピッグメンでGを弾いていた宮本氏のバンドで、数ヶ月前に見たライブがポップで良かったので今回出演してもらった。最近、Drが変わったとの事だが、とにかく今後につながる面白い物を見せてくれる事だろう。にせんねんもんだいはディスヒートの様な音を出すバンドで、そのバンド名以上にクールかつアバンギャルドなバンドだ。今後、要チェックなバンドだ。そして、SPEARMEN。退屈を破壊して突き抜けます。ではお楽しみに。
♯13.2003/9/14(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、LIZARD-α、Marble Sheep、ウージェニー・グランデ

 何度でも繰り返して元の場所に戻る。少しずつ大きくなって何度でもここに帰る。今回の4バンドはそれぞれが長い歴史を持っている。ウージェニーは以前チェロベック・ワイルドと名乗っていたバンドだ。現ポエティック・ランドスケープでもあるVoのその歌は、もう何年も変わる事無く素敵な歌を響かせている。マーブル・シープは一時軽めのロックンロールになっていたが、今は私が松谷氏と出会った頃の様なジャーマンな感じにグラムが混ざり合った、大きくてほんとに気持ちの良い音を聞かせてくれる。リザードは、今回はATPがバックを務めるタイプαで登場する。過去から未来へのモモヨ氏の長い長い時間軸のどの部分を今回は抽出して聞かせてくれるのか?いつもながら非常に興味深い。そして、私達SPEARMENは、長い歴史を持つ4つのバンドと呼応しながらどの様なライブが出来るのか?楽しみだ。
♯12.2003/7/20(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、眠草、恒松正敏Group(メ/G&Vo:恒松正敏exフリクション、E.D.P.S.、G:天久高広、B:飼沼丞二、Dr:藤掛正隆)

 ロックって何だ?楽しみ?誰の?表現とは?最近そんな事を良く考える。私達は一瞬の解放を求めてプレイしているが、それには大きなリスクが常について回る。だから余計に考える。“楽しみ”って何だ?先日見た恒松氏の絵に色んな物事を超越した美しさを感じた。至福の時と、そこに到達する為のエネルギー。今回は、表現とは?楽しみとは?と言う事を、昔大好きだった元E.D.P.S.のボーカル&ギタリスト恒松氏(恒松正敏Group)に音で問うてみたい。そして眠草(ミンソウ)。こちらはストレンジ・ポップ〜和製サイケデリックの流れを汲むバンドで、キャッチーな曲作りにセンスを感じる。最近メンバーチェンジがあり元ミルラのベースが加入したが、彼女は乾いた音の素晴らしいベースを弾くので、サイケとブルースをどの様に縫っていくのかが非常に興味があるところだ。最後に、私達SPEARMENは、とにかく新しい物を構築する為に、今回もストレンジでポップでヘビーでサイケデリックな音で全てを破壊したいと思います。そして”楽しみ”とは・・・?
♯11.2003/6/15(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、Poetic Landscape、Zanzo、

 PT♯11、SPEARMEN、ポエティック・ランドスケープ、Zanzoの3バンドが出演する。古い話になるが、ポエティック〜は元ディップ・ザ・フラッグ、割礼、チェロベックワイルドといった80年代の東京アンダーグラウンドシーンの一端をになっていたバンドのメンバーが結成したバンドだ。彼らはバンド名の通り非常に詩的で、その中性的な音楽は今もなおゆっくりとした時間の流れの中でアーティステックな鈍い輝きを放っている。Zanzoは、エレクトリック・マイルスと東京ロッカーズを足した様な音を出すバンドだ。私は、彼らが本気でぶち切れた演奏をしたら怖い存在になるだろう、と思っているのだが・・・今回はどんな演奏を聞かせてくれるのだろうか?そして、私達SPEARMENは、いつも通りのオルタナティブでサイケでパンクな演奏で自分達を表現し、そして自分達の中に入って行くのみである。音楽的な派手さよりもロウな輝きを放つ夜、地下シーンでうごめく音と音のせめぎ合いを感じて頂きたい。
♯10.2003/4/6(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、割礼、Seven Z、JamaicanCheek、

 今回のPTは4バンドが出演する。まず、ニューCDを発売したばかりの“割礼”。ベースが鎌田ひろゆき氏に代わったが、そこは10年選手、良い意味で何も変わらないポップでサイケデリックな“割礼ワールド”を堪能させてくれる事と思う。2つ目は、“セブンZ”。メンバーは流動的だが、今回は元電動プリンのリズム隊に、山際氏(元割礼)のギターとVoセブンが絡む。(数年前にこのバンドで見た山際氏のプレイが最高だった。)ベルベット・チルドレン?見てみなければ分かりませんが、楽しませてくれる事でしょう。次に、“ジャマイカン・チーク”。メンバーの事は詳しくは知らないが、ライブで見かけて出演していただく事となった。音はわかり易く言えばネオアコの延長にあるものだと思うが、その中にもポストロックな要素が感じられて面白いと思う。最後に、私達“スピアメン”は、いつも通りサイケデリックでオルタナティブな空間を、気合を入れて作り出すのみです。モノクロームな夜になるのか、カラフルな夜になるのか私にも想像がつきませんが、楽しみだ。
♯9.2003/2/9(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、Pigmen、Limited Out、

 2003年最初のPTは、強力2バンドを交えた3バンドで行われる。まず、Pigmenを紹介しよう。メンバーには、過去の名を出すのも何だが元ファンハウス、キャプテンコンドーム、ガーデンにいたつわものが揃っており、オルタナティブ・テンタクルズのバンドの様な非常にユニークなハードコアをプレイしている。それにしても、彼らはテクニックは抜群だし曲もその辺の凡百のバンドよりはるかに面白いのに、日本では評価が低すぎる!そろそろブレイクしても良いと思うのだが・・・その辺は皆さんが判断して欲しい。そして、もう一バンドはリミテッド・アウトだ。このバンドは2万ボルトで偶然対バンしたバンドで、歌詞はややマイナーだがオルタナティブにフュージョンを取り入れた感じの独特のサウンドは特筆すべき物がある。内側へ入ろうとするパワーが、あの時からどの様に変化し、大きくなっているのか楽しみである。以上の2バンドとのバトル、私達SPEARMENも気合を入れてかからねば。そして、2003年もPT & SPEARMENを宜しく。
♯8.2002/12/1(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、Vega Pop、Peltone、

 今年最後の「プライマル・トーン」。出演は、スピアメン、ヴェガポップ、ペルトーンの3バンドだ。まず、ペルトーンはその昔ビーナスペーターでギターを弾いていた石田氏のバンドで、ウエディング・プレゼンツ張りのギターカッティングで押しまくる。彼らのライブは80年代のUKロックに影響を受けた事が一聴して分かる。もっともっと混沌としていけば、もっと素晴らしいバンドになると思う。PT2回目の出演のベガポップは、現在はベースが抜けて3人編成になっている。が、音が薄くなるどころか、2人のギターが微妙なテンションを保ちながら絡み合って高揚していく所に懐の深さを感じる。前回とはまた違った面白さを感じてもらえる事と思う。そして、SPEARMENとしては今回が2002年のラストライブとなる。今年はスピアメンとプロジェクト・リザードΩという2つの展開の中で、ノイズ混じりながらも新たなビジョンを確認出来た。来年更に突き進む為にも、くいを残さないライブにします。お楽しみに。
♯7.2002/9/8(sun) at 渋谷La.Mama

出演:SPEARMEN、水玉消防団、スカルボ、

 今回のPTは、水玉消防団とスカルボを迎えて行われる。“水玉消防団”?マッチョな変態親父のバンドか???いえいえ、途中長いブランクをはさみながらも70年代後期から現在まで活動をしている良質女性ロック・バンドです。音は80年代のNWや東京アンダーグラウンドを引きずった音なのだが、Voのメロと歌詞の素晴らしさからまったく古くは感じさせないところがすごいところである。オリジナル・メンバーはVoの天鼓のみだが、バックのメンバーはつわもの揃いで、冷たい夜の躍動感が感じられる演奏が繰り広げられる。今後の動きにも要チェックである。“スカルボ”はPT♯1で登場したミルらのVo百川によるニューバンドである。ブルージーでサイケでストレンジでPopな空間を楽しませてくれる事と思う。以上の2バンドとスピアメンの3バンドによる今回のPT。生きた言葉が感じられる1日となることだろう。
♯6.2002/6/15(sat) at 高円寺2万ボルト

  出演:SPEARMEN、Dip、Cocoon Pit、

 今回のPTは新たな試みとして、2万ボルトで行う事となった。音はどうなのだろうか?PTのタイトル通り、新しい空間が成立し新たな音が鳴り響くのか?
 Dipとはソロの時に1度対バンしたのみだが、Dip The Flag(以下DTF)の時には良く対バンしていた。DipはDTFとは違い表に向けたエネルギーを発しているが、彼等のPopさをどう受け止めるかによって評価は変わる所だろう。ただ、私(水沢)としては久しぶりに会う山路が音楽的にも人間的にもどの様な変化を見せているかを非常に楽しみにしている。コクーン・ピットは、Vega Popのタダマ氏に推奨されたバンドだ。美しく反復するプログレッシブなビートが特徴的な、ジャーマンロックにも通じるガレージバンドといった感じだ。
 今回のPTは、分かり易く言えば”ニュー・サイケデリック”とっいった感じだろうが、多分そんな言葉は軽く粉砕されてしまうライブとなる事だろう。
♯5.2005/5/19(sun) at 渋谷La.Mama
  出演:SPEARMEN、Groundcover、彼岸(メ;谷口”マルタ”正明Vo、松本正Dr from.エコー・ユ・ナイト、宍戸幸司G from.割礼、平野哲也? from.電動プリンX)
    前回、LIZARD vs SPEARMENで好評を博したPRIMAL TONE。今回は、”彼岸”と”グラウンドカバー”という強力2バンドを迎えて行われる。彼岸は、平野と松本の2人によって作り出されるループ・トラックの上を、割礼のギター&ボーカルである宍戸のサイケデリックなギターが浮遊し、そこに単調にしてPOPなマルタの歌が絡むという構成の、強いて言えばサイケデリック・ダブ・ユニットって感じのバンドだ。スローテンポだが起伏に富んだ浮遊感が心地良いバンドだ。グラウンドカバーは、ホワイト・ノイズを撒き散らしながら光りの中へ高速で突っ込んで行く、そんな感じのオルタナティブ・バンドだ。彼等は主に2万ボルトでライブをやってる様だが、音の良いスペースで聞いてみたくて今回、出演を依頼した。彼等のオリジナリティーとスピード感は、今後を期待させる物がある。ループとノイズ、これが今回のテーマだ。
♯4.2002/3/24(sun) at 渋谷La.Mama

  出演:SPEARMEN、LIZARD(α)

 今回のPTは、リザードを対バンに行われます。リザードとは、東京ロッカーズの核をなしていたバンドの一つで、パンク〜ニューウェイブに日本人独特の観念をぶち込んだバンドです。ちなみに、1stはストラングラーズのJ.J.バーネルがプロデュースしていました。長い活動停止後、昨年末に復活を遂げた新生リザードは、ATPという若手のバンドがバックを勤めています。リーダーであるモモヨは、”Momoyo the Lizard”という新たなポジションから自らの音楽を再探求し始めています。今回、SPEARMENをバックにモモヨが歌うというコラボレーションが行われますが、これもその一環ではあります。が、私達は、モモヨ with SPEARMENとして、モモヨのギアをトップに入れたいと思っています。お楽しみに。
♯3.2001/10/28(sun) at 渋谷La.Mama

 出演:SPEARMEN、さかな、VegaPop

  非常に楽しみなLiveである。何故? それは、”さかな”と”べガポップ”が対バンだからである。”さかな”は実はSPEARMENとの関係は古く、15年程前の私達が活動して間もない頃、新宿JAMで西脇君と林君の2人”さかな”と対バンした事があるのである。アコギ中心のインパクトのあるLiveだった。そして今年、ポコペンちゃんと西脇君の2人によるトラッド色の強いCDを発表し、ますます極めの域に入っている。きっとPop君Dr.で素晴らしいライブを見せてくれる事と思う。”べガポップ”は水沢の現在の一押しバンドである。ベルベット〜NYパンクの影響大だと思われるが、日本語を乗せた奇妙な歌とサウンドに、LIVEを見終わる頃にはすっかりはまってしまっているのである。核のしっかりした素晴らしいヘタウマバンド(失礼)だ。そんな2つのバンドとのLIVE。面白くないはずがない。  
♯2.2001/7/29(sun) at 渋谷La.Mama 



 出演:SPEARMEN、割礼、Machine & The Synergetic Nuts

  PT♯2は、前回とはまた毛色の違ったマニアックなバンドが集まった。割礼は、活動は私達と同じくらい古いPopサイケ・バンドである。一時活動を休止していたが、以前のダークさよりもPopな面を押し出したLiveを展開している。Machine &〜は、ex.メルトバナナの須藤がDr.のレコメン−プログレ系のバンドだ。テクニシャン揃いで、スピード感のある演奏を聞かせる集団である。テンションの高い1日になりそうだ。  
♯1.2001/5/13(sun)  at 渋谷La.Mama 


 出演:SPEARMEN、ミルラ、gaji、八百長、
 久しぶりのシリーズギグの1回目は4バンドの出演となった。ノー・ニューヨークの香りを漂わせながら描きだす静と動のコントラストが面白い”gaji”、じゃがたらを彷彿とさせるヘビー・ファンクをギャグを交えながら演奏する”八百長”、ストレンジ・ポップなギターバンド”ミルラ”、そして私達”SPEARMEN”の4バンドである。各バンドのあくの強さ、ジャンルのバラバラさという点では過去一番のライブで、どうなる事かと思ったが終わってみればかなり楽しめたライブであった。ジャンルの壁の無いこんなライブを可能な限り企画したい。
inserted by FC2 system